ドケルバン病とは
こんにちは!
ドケルバン病とは手首の腱鞘炎です。
親指側が多く症状がでますが、まれに小指側にも症状がでる場合もあります。
症状:物をつかんだり、フライパンを振る・タオルを絞るなどの動作で痛みがでます。
<妊娠・出産時期:20~30代>
授乳や沐浴で赤ちゃんの頭を支える時など親指を広く開く動作を頻繁にすることで親指に負担がかかることが要因です。妊娠・出産によるホルモンの影響もあります。
<更年期:50代~60代>
閉経に伴うホルモンバランスの変化や家事による手の酷使が原因です。
ドケルバン病は、手の細かい動きを必要とする・長時間にわたって手首を酷使するような職業の人たちが罹りやすく、「職業病」とも呼ばれています。
ex)料理人・美容師・ピアニスト・テニスプレーヤー・ゴルファー・仕事でパソコンのキーボード操作をよくする人・スマートフォンの操作を片手で行っている人。
原因は??
ドケルバン病の一番の原因は親指を使い過ぎです。
親指に負荷をかけすぎることで、親指を伸ばすための腱である「短母指伸筋腱」や広げるための腱「長母指外転筋腱」の傷つき腫れてしまいます。それと同時にこの2つの腱を覆う腱鞘も厚くなってしまい、腱の通り道が狭くなってしまいます。
さらには、腱が腱鞘を通過する時の滑りも悪くなってしまうため親指・手首を使うとより一層炎症が広がってしまい、腫れや痛みといった症状が酷くなるという悪循環に陥ってしまいます。
狭窄性腱鞘炎(ドケルバン病)のセルフチェック方法
▼フィンケルシュタインテスト
1.手の親指を内側に倒す。
2.親指を掴んで、小指側へ引っ張る
1、2を行い痛みが増したら、狭窄性腱鞘炎(ドケルバン病)の可能性があります。
手首だけを施術してもあまり意味がなく、そのほかのお身体の歪みや筋肉の緊張によって手首の負担がかかることもあるため
矯正や鍼などの施術も大切です。
施術も大切ですが手首や指のストレッチも重要です。
もし、痛みが増えてきた場合はアイシングがオススメです!
アイシングは湿布や保冷剤ではなく、袋に氷を入れたものを使うことが大切です!
保冷剤などを使うと低温熱傷になってしまう可能性があるため注意が必要です。